高崎市保渡田町の八幡塚古墳。
保渡田町・井出町にまたがる地域に八幡塚古墳の他に、二子山古墳、薬師塚古墳の3つが点在し、保渡田古墳群と呼ばれる。
二子山古墳は、上毛かるた紀行で取り上げている。
(上毛かるた紀行、「しのぶ毛の国 二子塚」参照。)
墳丘部の全長96mで、内堀・外堀・外周溝が巡る、立派な前方後円墳。5世紀後半の造営と推定されている。4年をかけて築造時の姿に保存復元が行われ、全国でも数少ない葺石に覆われた姿となっている。
復元された埴輪が大量に並べられている。出土した埴輪の復元かな。
後円部内には石棺展示施設がある。3mもの大きさの舟形石棺が置かれている。両端で幅が違い、丸みを持つ縄掛突起のある石棺である。形が舟に似ているので舟形石棺と言われるが、本当に舟を模していたかは不明。
古墳全体が葺石で覆われており往時の姿を再現しているのだろうが、コンクリートで固めて石を張り付けている姿はちょっと微妙な面もある。
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