前橋市粕川町深津の阿弥陀山西福寺。

西福寺は永禄年間(1558~70年)に阿弥陀山長福寺として開創。天正6年(1578年)良伝の中興開山とされる。開創から中興まであまり年数がないが、その詳細は不明。享保6年(1721年)西福寺へ改称。


本堂は平成24年(2012年)の新築建立。

本堂前には「両界曼荼羅庭園」と名付けられた庭園がある。向かって右が「胎蔵曼荼羅」(写真)で、左が「金剛界曼荼羅」を表わしているようだ。

旧本堂に乗っていたと思われる瓦。

仏足石。平成9年(1997年)の奉納。


不動明王像は平成26年(2014年)の造立、六地蔵は平成13年(2001年)の造立。いずれも新型コロナの時世、マスク姿になっている。

境内の一角には観音像が並んでいる。安永(1772~81年)、寛政(1789~1801年)、文政(1818~31年)の銘が読み取れた。昔は観音巡礼(西国・坂東・秩父など)として、百体あったのではないかな。
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