高崎市下室田町の室田山長年寺。
ここには、長野氏累代の墓がある。


文亀元年(1501年)の創建。開祖は長野業尚(なりひさ)、開山は白井双林寺3世住職・曇英(どんえい)禅師という。



小さい御神橋を渡り、石段を上ると本堂。


本堂裏手には、鷹留城の初代城主で長年寺の開祖でもある長野業尚の墓を中心にして、武田信玄と名勝負を繰り広げた長野業正(なりまさ)など、合計7基の五輪塔が並んでいる。(その他、憲業、業氏、業固、業茂、業続。)
長野氏は永禄9年(1566年)、鷹留城、箕輪城の落城により、歴史の表舞台から姿を消す。(「埋もれた名城? -箕輪城-」参照。)
武田、北条といった大大名に囲まれていた、西上州の小大名の悲哀。
追記
再訪記はこちら「木部姫伝説の井戸 -長年寺 その2-」
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