高崎市吉井町岩井の稲荷山真光寺。

真光寺は寛永年間(1624~45年)に岩井村の名主・岡野氏が、当地を訪れた深誉上人に帰依し創建したという。創建当初は字古屋敷にあったが、元禄3年(1690年)に現在地に移転している。

境内入口の灯籠は平成8年(1996年)の奉納。


本堂は平成27年(2015年)新築建立。本堂前の灯籠は平成29年(2017年)の奉納。本尊の十一面観音は創建当初から祀られている。


宝篋印塔と石尊大権現塔。

墓地入口の六地蔵。平成7年(1995年)の建立。

普門品(ふもんぼん)供養塔。岡野氏の名が刻まれているので、開基の岡野氏の縁者かな。ちなみに普門品とは、法華経の第25品「観世音菩薩普門品」の略称。
真光寺の宝物として、十一面観音と脇侍・大般若経・宝篋印塔(写真)・石尊大権現塔(写真)・普門品供養塔(写真)・木魚・地蔵菩薩立像・弘法大師坐像・興教大師坐像が、高崎市の重文に指定されている。
コメント