伊勢崎市境下渕名の大国神社。
上野国五之宮である。

垂仁天皇9年(紀元前21年)に大旱魃に見舞われ、大国主命の分霊を勧請し祈願したところ、たちまち願いが成就したことから祠を建立したのが始まりとされている。

木々に囲まれた参道はここち良い。


現在の本殿は文化元年(1804年)に再建されたもので、三間社流造り、銅瓦葺き、正面に千鳥破風、唐破風付きの向拝がある。
拝殿は非常に大きく、威圧感たっぷり。

拝殿脇に大きな瓦があった。拝殿屋根に乗っていたものであろうか?

御手洗の石灯籠と呼ばれている石幢。
延徳2年(1490年)に、清本秀行なる人物が奉納したもので高さ2.38m。室町時代の特徴がある貴重なものである。
この石幢は、大国神社西方にあった御手洗池畔から出土したと伝えられる。
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