伊勢崎市曲輪町のいせさき明治館。

いせさき明治館 (1)
明治45年(1912年)に建てられた洋風建築。元は明治30年(1897年)に当地で開業した今村医院。今村家が東京に転出した昭和初期に黒羽根医院が購入、昭和59年(1984年)まで使われていた。

いせさき明治館 (2)
いせさき明治館 (3)
正面中央に車寄せ風の玄関ポーチを構え、独立柱の柱頭飾りやテラス開口部周りの柱頭飾りなどは、手の込んだ装飾が施されている。

いせさき明治館 (4)
洋風建築の象徴といえば、上げ下げ式の窓(個人的な意見)。この窓にも山形や櫛形風の化粧破風などが施されている。

明治末に一個人が自宅兼医院として、これだけのものを建てたことがすばらしい。

平成14年(2002年)に市に寄贈されたのを機に、現在地まで約100mを2日間かけて曳き屋移転したそうだ。

県内最古の木造洋風「医院」建築であるらしい。