前橋市鼻毛石町の八幡神社。

鼻毛石八幡神社 (1)
鼻毛石八幡神社 (2)
鼻毛石八幡神社の由緒は不詳だが、応仁年間(1467~69年)に京都・石清水八幡宮から分霊を勧請したとされる。

鼻毛石八幡神社 (3)
鼻毛石八幡神社 (4)
鼻毛石八幡神社 (5)
杉の大木に囲まれた参道を進むと二の鳥居がある。明治35年(1902年)に合祀された御霊神社のもの。

鼻毛石八幡神社 (6)
鼻毛石八幡神社 (7)
鼻毛石八幡神社 (8)
社殿は寛保元年(1741年)の大祭の夜に火災により焼失、嘉永3年(1850年)に再建された記録がある。現在の拝殿は近年の再建のようだ。本殿は嘉永当時のものかもしれない。

鼻毛石八幡神社 (9)
鼻毛石八幡神社 (10)
社殿横には日露戦争記念碑(揮毫は乃木希典大将)。一の鳥居横には軍馬応徴紀念碑。離れているがセットのような気がする。

軍馬応徴に関しては、前橋市西大室町の大室神社にも碑がある。赤城南麓では軍馬(と言うか馬)の飼育が行われていたのかな。
(大室神社は「前橋市西大室町・大室神社」参照)

鼻毛石八幡神社 (11)
源義家の硯石。寛治元年(1083年)に奥州へ向かう源義家が当地で休憩した際、従軍を願う者が多数集まった。義家はその名簿を作ろうと硯を取り出し、この石のくぼみに溜まっていた水をを使ったことから「硯石」と呼ばれる。

この硯石があったから、当地に源氏の氏神・八幡神を勧請したんだろう。