前橋市柏倉町の諏訪神社。
柏倉諏訪神社は明応2年(1493年)に信濃国諏訪大社から分霊を勧請したと伝わる。
鳥居扁額には諏訪神社の他、近戸神社と稲荷神社の名も刻されている。近戸神社と稲荷神社は明治40年(1907年)に合祀されている。
社殿は大正3年(1914年)に本殿を改築した際、本殿上屋を拝殿としていた。現在の拝殿は昭和40年(1965年)の建立。
本殿は文政8年(1825年)の建立。大正3年(1914年)、昭和40年(1965年)に改築されている。上屋は昭和40年の改築時に新築建立。
神楽殿は明治2年(1869年)の建築。旧宮城村に現存する唯一の歌舞伎舞台。
神楽殿舞台には稲わらが干してあった。年始用の新しい注連縄を作るためであろうか。
境内に諏訪大社下社秋宮の「三葉の白松」が植樹されていた。諏訪大社実物の切り分けかは不明だが。「三葉の白松」は昭和天皇・皇后両陛下が行幸のおりご覧になったことから「天覧の白松」ともいわれる。
一般的な松葉は二葉だが、下社秋宮の「三葉の白松」はその名の通り三葉で、しかも落葉時に金色になるといわれている。そのため金運と延命長寿のご利益があるとされる。
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