桐生市横山町の松樹山栄昌寺。

栄昌寺 (1)
栄昌寺 (2)
栄昌寺 (3)
栄昌寺は寛永2年(1625年)天海の法弟・覚盛の創建と伝えられる。上野の寛永寺の様式にならって配されたといわれている弁天堂と、徳川家康を祀る権現堂がある。

栄昌寺 (4)
弁天堂。
弁天様の像としては、琵琶を持った二臂像がよく知られているが、ここに祀られているのは八臂像の弁天様。脇待として大黒天と毘沙門天を配し、さらに眷属として童子を15体も従えるという、ご利益満点の陣容となっている。

栄昌寺 (5)
栄昌寺 (6)
権現堂の扉両側に三つ葉葵の家紋がついている。

栄昌寺には、天海が着用したとされる燕尾帽と袈裟、徳川家康と天海が描かれた掛け軸が伝えられているらしい。

栄昌寺のHPを見ると、天海も1度は栄昌寺へ来たことがあると考えられると弱気に書いているが、それもそうだろう。日光街道が東海道に次いで整備され、桐生に寄る理由は全くないから。

ちなみに、天海来山の記録は残ってないようだ。