草津温泉には、著名な人の碑がたくさんある。
ということで、いろんな場所にあった碑(+α)を紹介。順不同。

高村光太郎
囲山公園にある高村光太郎の詩碑。
「時間湯のラッパが午前六時を吹くよ。朝霧ははれても湯けむりははなれない。湯ばたけの硫気がさっとなびけば、草津の町はただ一心に脱衣する。」
という詩が、原稿用紙に直筆で書かれた形で刻まれている。

十返舎一九
囲山公園にある十返舎一九の碑。
「上毛の國草津は、寔に海内無双の霊湯にして、湯宿の繁昌いふばかりなく、風流の貴客絶えず、彌次郎・喜多八も、今日湯宿に着きて、壺ひと間を借りきり、云々」

小林一茶
湯畑から光泉寺に続く階段の途中にある、月を象った小林一茶の句碑。
「湯けむりに ふすぼりもせぬ 月の貌」

平井晩村
大滝乃湯にある平井晩村の歌碑。草津節のもとになった歌。
「草津よいとこ白根の雪に 暑さ知らずの風が吹く」
「草津よいとこ里への土産 袖に湯花の香りが残る」

松尾芭蕉
白根神社の境内、林の中にある松尾芭蕉の句碑。
「夏の夜や こだまにあくる 下駄の音」
芭蕉の150回忌にあたり、草津の俳人が建てたもの。

ちょっとこの辺で、一区切り。つづく。