邑楽郡大泉町東小泉の普照山勢光寺。
勢光寺は天正7年(1579年)小泉城主・富岡秀親(富岡氏4代)の室・知月院が、僧・了海を招き清光寺を創建。亡夫の菩提を弔った。寛文12年(1672年)京都・知恩院の末寺になった際、勢光寺と改称している。
山門には天井絵が施されている。
門前の石仏群。お地蔵さんは延宝4年(1676年)の銘があった。
本堂は文化10年(1813年)に焼失。その後、庫裡を兼用の仮本堂としてきたが、本堂、庫裡とも新築されたようだ。
聖徳太子の線刻碑。大正10年(1921年)の建碑。聖徳太子の1300年忌とあったと思う。
庚申供養塔と青面金剛像など。宝永(1704~11年)、享保(1716~36年)の銘があった。
鐘楼と梵鐘。勢光寺の梵鐘は先の大戦時に供出されて以来無かったが、平成31年(2019年)に檀徒の方により鐘楼と共に寄進されている。
明治6年(1873年)に現在の大泉北小(当時は求道館)が勢光寺に開校した旨の記念プレートがあった。
コメント