高崎市吉井町上奥平の百庚申塔。
上奥平の百庚申塔は寛政12年(1800年)名主・茂原三郎左衛門が中心となり造立されている。
東西に走る尾根に沿って、様々な形の庚申塔が置かれている。実際にいくつあるかは分からない。山道はきれいに整備されている。
尾根最高部にある親庚申塔。高さ2.3m。裏面には願主の茂原三郎左衛門の名が刻まれている。
親庚申塔を囲むようにも庚申塔が置かれている。
親庚申塔の隣には、御獄大神・三笠大神・八海山大神の塔がある。
明治期に庚申信仰は迷信とされ、多くの庚申塔が撤去されている、また道路脇の庚申塔などは近年開発の影響で、やはり撤去や移転を余儀なくされている。そんな中、失礼ながら田舎の尾根沿いという立地条件から、多くが造立時の状態で残っているのは貴重である。
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