高崎市吉井町上奥平の茂林山宗伝寺。

宗伝寺 (1)
宗伝寺は延宝2年(1674年)上奥平村名主・茂原氏の開基、高崎下之城・徳昌寺8世芳瑞快喜和尚の開山。開基の茂原氏は関東管領・上杉憲政に仕え黒熊村(現吉井町黒熊)を所領していたとされる。その後、上奥平村に土着・帰農している。

宗伝寺 (2)
門前(と言うか道路沿い)には馬頭観音塔や青面金剛像などが並ぶ。

宗伝寺 (3)
宗伝寺 (4)
本堂の建立年などは不明。

宗伝寺 (5)
一段高いところに六地蔵。

宗伝寺 (6)
宝篋印塔(不完全)と二十二夜塔(如意輪観音)。二十二夜塔には天明6年(1786年)の銘がある。

宗伝寺には明治7年(1874年)奧平学校が開設されている(現、岩平小学校)。また境内に舞台があったが、明治末に奧平小学校建設資材とするために取り壊されている。