北群馬郡吉岡町大久保の三宮神社。
天平勝宝2年(750)の勧請で、彦火々出見命、豊玉姫命、少彦名命の三柱の神を祀っている。
総欅造り銅版葺の本殿は、嘉永元年(1848年)の改築で、明治以降その他の社殿も改築されている。
三宮神社は、その名の通り上野国の三宮を表す。伊香保温泉の石段上にある伊香保神社が三宮といわれているが、この三宮神社は伊香保神社の里宮といわれている。
(「渋川市伊香保町・伊香保神社」参照。)
榛名山が活火山だったころ、怒ツ穂(いかほ)と呼んで恐れ崇めていた。その山頂を祖霊降臨の聖地と崇め、麓に遥拝所をつくり里宮とした。それが三宮神社ということ。
三宮というわりには、こじんまりとした印象。調べてみたら、関越道ができるときに敷地の一部が高速道にかかり境内が狭くなったらしい。
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