渋川市中郷の最大山雙林寺(そうりんじ)。

文安・宝徳年間(1444年~1452年)にかけて、上野国守護代である長尾景仲が開基し、月江正文禅師が開山したもの。



創建当時、この寺の僧侶は2千人を下らず、「雙林の水を呑まざる者は、禅僧にあらず」とまで言われたらしい。山門は四脚門でものすごく立派である。


この寺には、開山にまつわる七不思議がある。
1.開山の一つ拍子木
2.蛇頭水(竜神水)
3.千本樫
4.開山のつなぎカヤ
5.忠度(ただのり)桜
6.山門小僧と総門のツル
7.底なし井戸(鏡の井戸)
この中から2つほど紹介。


山門小僧と総門のツル
「夜、小僧が出て難問答を仕掛け、大鳥が出ては荒らすので戒めの打撃をなした。翌朝、山門の小僧に腕なく、総門のツルの足に穴があいていた。」
山門と総門にそれぞれ小僧とツルがいる。

底なし井戸(鏡の井戸)
「この井戸をのぞいて顔が映らないと即刻死すと言われる」
覗いて見ようかと思ったけど、危険防止のため金網がかぶさっていた。実は内心ビビっていたので、ちょっとホッとしたんだよね。
でも、この鏡の井戸の不思議だけ、妙に怖いね。
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