太田市藪塚町の生品神社敷石住居跡。
中原生品神社の一の鳥居脇にある。
(中原生品神社は「太田市藪塚町・中原生品神社」参照)
角形の敷石住居で、住居の中央に5石を使った炉と南入口に4石を使った炉状遺構がある。東西最大幅2.5m、南北最大幅3.3m。使用石は赤褐色の安山岩系の平石と花崗岩系の川原石。
住居内からは縄文時代の中期末から後期初頭にかけての土器が出土し、住居の年代は約4000年前と推定される。中央にある石囲いの炉は火を使っていたらしく、石に熱による剥離が見られるが入口にある炉状遺構には火を使った形跡が見られない。
保存のため南へ34m(現在地)移設したが、出土したときと同じ高さで復元されている。
中原生品神社南東部、現在の水田地下からは平安時代以降の住居跡も見つかっており、この辺は今でいう住宅地だったようだ。
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