高崎市中里町の多聞山徳蔵寺。

徳蔵寺は永禄年間(1558~70年)清俊法印の開基、清吽重清の開山。


参道には毘沙門天(多聞天)像や梵字を刻んだオブジェが並んでいる。みな新しいので、最近の造立と思われる。



本堂は文政年間(1818~31年)に焼失、天保10年(1839年)の再建。これが現在の本堂かは不明。本尊は不動明王だが、毘沙門天も安置されている。毘沙門天は元々境内に祀られていたが、明治初年に本堂内へ移されている。

境内に2体のライオン(獅子)象。狛犬のイメージなのかな。


鹿と鶴もいる。

弘法大師像。昭和58年(1983年)の造立。


境内の薬師堂。薬師如来が鎮座するが、由緒などは不明。

本堂横に不完全な宝篋印塔が2基あった。
当地は旧上郊村大字中里字毘沙門と言う。徳蔵寺の山号・多聞山や毘沙門天を祀っていることから地名になったのか、それとも当地が元々毘沙門天に縁があり、それが地名になり山号や毘沙門天を祀るようになったのかは不明。
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