甘楽郡甘楽町小幡の小幡八幡宮。
小幡郷は元和元年(1615年)に織田信雄(信長の二男)の所領となり、以来約150年にわたって織田家が治めていた。
小幡八幡宮は小幡陣屋の鬼門封じとして、正保2年(1645年)織田家3代・信昌により、領内の高田村(現富岡市妙義町)から移された。
ちなみに、高田村は妙義町と合併、後に妙義町も富岡市と合併。
拝殿は西向きで、間口3間半、奥行き3間、瓦葺きで、板囲い又は半格子及び板戸で、本殿口は2枚の半格子戸。
拝殿内の天井には、中央には龍、四周外側には三十六歌仙の肖像画と歌と名が描かれている。その他、花鳥・人物・動物なども描かれており、「法橋探雲 行年72歳筆」の署名と落款がある。
画者の探雲は江戸時代中期の人で、野上(富岡市)の出身。江戸に出て狩野探信に学び、花鳥画を最も得意とした。
でも、この天井絵は公開されていない。拝殿戸口から覗いてみたら、極彩色の絵がちょっとだけ見えた。ゆっくり見たいんだけど、例大祭とかでは公開される?
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