高崎市吉井町黒熊の入野碑。



明治22年(1889年)町村制施行の際、多比良・黒熊・小串・石神・深沢・中島・馬庭・小暮・岩井の九村を、合併して入野村とした。入野は万葉集の歌にちなんで付けたもので、碑は合併を記念して建てられた。

万葉集、新古今和歌集、夫木集から、計3歌が刻まれている。
実はちょっと勘違いをしていて・・・・・。入野って地名は、万葉集にも出てくる古い由緒ある地名なので、もっと歴史的な碑だと思ってた。
だって、この近くには多胡碑をはじめ、山ノ上碑、金井沢碑の上野三碑があるからさ。ところが、合併し入野村ができた記念碑だった。しかも明治に。

ここは奥浅間山というちょっとした山で、この碑はその山頂に建ってる。登っていく山道は、非常に整備されているのだが、それでも山道は山道。
足を棒にして、やっとたどり着いたら、合併の記念碑だった。このショックは、行った人間でないと分からない。
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