小栗上野介忠順(ただまさ)は、江戸幕府の外国奉行や勘定奉行を歴任し、横須賀造船所を建設したことでも知られている。

その小栗上野介のお墓が、高崎市倉淵町の東善寺にある。



小栗上野介は、当時にしては珍しく、世界の見えた人物であった。そのため、罪もないのに薩長軍に処刑されてしまった。
小栗の先見性は、後に日露戦争でバルチック艦隊を破った東郷平八郎元帥が、小栗の遺族に謝辞を述べたことからも分かる。(横須賀造船所を造ってくれたおかげだと。)
そんな小栗が、幕末の薩長軍との戦争のさなか、江戸城にあった大量の軍資金を、群馬県の赤城山麓に隠したのではないか? と言う風聞(噂)がある。360万両、現在のお金で数十兆円! 赤城山のふもとで、親子3代にわたり発掘を続けている人がいるのは、有名である。
もう15年くらい前に、TBSの番組で大発掘調査をやったのを、記憶している人もいるかな。糸井重里が出てたやつ。番組では、結局何も出てこなかったが、見方によっては一大ロマン?
でも、小栗は戦う意思のない、徳川慶喜に嫌気がさしており、幕府復興のために資金を持ち出して隠した、と言うのはあり得ない気がする・・・。
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