藤岡市本郷の埴輪を焼いた窯の跡。
前回の土師神社から100mくらいのところにある。歩いて1~2分ほど。
明治39年(1906年)に東京帝大・柴田教授により発見されて、昭和18年(1943年)から群馬大・尾崎教授により発掘調査が行われた。その結果、各種埴輪が発見された。国の史跡に指定されている。
窯跡は覆屋で保護されている。中を見ると土を掘ったような跡が。窯の跡と言われれば、そうなのかな。
前回の土師神社の記事(「藤岡市本郷・土師神社」参照)で、野見宿禰にもうひとつ逸話があると書いたが、それは埴輪に関すること。
垂仁天皇の皇后が亡くなられた時、殉死を防ぐために埴輪を考案したのが野見宿禰と言われている。ただし、これは考古学的な見地からは否定されており、伝説とされている。でも、埴輪を焼いた窯跡の近所に、野見宿禰を祀った土師神社があるっていうのも、まんざら・・・かも。
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