伊勢崎市波志江町の岡屋敷の阿弥陀三尊石仏。

岡屋敷の阿弥陀三尊石仏 (1)
岡屋敷の阿弥陀三尊石仏 (2)
岡屋敷の弥陀三尊石仏は、凝灰岩製で総高96cm。舟形光背の正面に阿弥陀如来坐、両側に勢至菩薩、観音菩薩の脇侍を配する。紀年銘はないが、石材や彫刻の手法から鎌倉時代末(14世紀初頭)の造立と推定される。

伊勢崎市内では、上植木本町の建長石仏に次ぐ時期の石仏である。
(建長石仏は「伊勢崎上植木本町・上植木の建長石仏」参照)

造立年代を考えると、原形を非常によくとどめている。このことから古くから屋内(覆屋)に安置されてきたと考えられる。当地での浄土信仰の普及を示すものである。