高崎市吉井町多比良の石造薬師如来坐像。

西深沢の薬師如来坐像 (1)
西深沢の薬師如来坐像 (2)
多比良地区西深沢の墓地内に石造薬師如来坐像が2体安置されている。どちらも牛伏砂岩製で、その特徴から南北朝期の作と考えられている。

向かって左像は、総高78.5cm、像高47.5cm。左手に薬壺を持ち、膝の張りが大きく蓮座は薄い。右像は総高65cm、像高45cm。左像同様、左手に薬壺を持ち膝張りは大きい。光背の一部が欠損している。

実はこの墓地に親戚のお墓がり、子どものころお墓参りに来た記憶がある。上信越自動車道開通時(平成5年:1993年)、一部用地として転用され狭くなっており、昔の記憶と違っている。当然、石仏のことなど子ども心にはまったく残っていない。