渋川市八木原の諏訪神社。

八木原諏訪神社は、天正8年(1580年)に信州諏訪大社の分霊を勧請し創建されたと伝わる。
鳥居は元禄15年(1702年)の建立で、渋川市内最古の石鳥居である。明治22年(1889年)の暴風雨で破損したが、修理・再建されている。

狛犬や常夜灯は比較的新しく、近年の奉納のようだ。



社殿は彫刻も含め重厚で、大きくはないが威厳が感じられる。

手水石は元禄8年(1695年)北村九兵衛の寄進との銘がある。県内の手水石の中でも古い部類に入る。

境内社・金毘羅宮の常夜灯。文政4年(1821年)高遠石工・保科徳次郎珍宜の作。

境内社の菅原社(天満宮)。寛永7年(1630年)の銘があり、渋川市内の天満宮・石祠としては最古のものである。

神楽殿。毎年4月12日の春の例大祭に太々神楽が奉納される。大正11年(1922年)に桃井村(現榛東村)から指導をを受けた「須佐之男命の八岐大蛇退治」など男舞21座、乙女舞15座の計36座が舞われる。渋川市の重文に指定されている。
コメント