渋川市北牧の三国街道の道しるべ。

三国街道の道しるべ (1)
横堀方面から来た道が左右に分岐する三叉路に、石仏を刻んだ形の道しるべがある。高さ60cm、幅40cmほどの本体が、北向に台石上に据えられている。明和3年(1766年)の銘がある。

三国街道の道しるべ (2)
舟形光背の中央に半肉彫りで地蔵菩薩が彫られており、向かって右に「右 江戸道」と書かれている。

江戸への道のみを記すのは、右の道(三国街道)の方が細い道なので、間違わない配慮だという。現在の道路事情と比べることに意味はないが、現在も右の方が狭く急な下り坂になっている(写真はないが)。

旧子持村内で最古の道しるべである。