藤岡市上日野の実大山養浩院。
養浩院は永正年間(1504~21年)酒井氏の開基。埼玉県児玉郡の大興寺・章室祖文の開山。酒井氏は地元の郷氏だったが、現在は絶家している。
山門(鐘楼門)への石段は急すぎて怖い。写真は上から撮ったが、ほぼ垂直(まあ言い過ぎだけど)。それくらいに感じる。
石段横の地蔵菩薩像は文化7年(1810年)の建像。
お地蔵さまの隣には松尾芭蕉の句碑がある。「志ばらくは 花のうえなる 月夜かな」。明治3年(1870年)に当地の俳人たちが芭蕉の墓に参詣し、金2円を寄進して墓土をもらい受け、明治5年(1872年)に俳塚の形式で建立したもの。
享和3年(1803年)鋳造の梵鐘は先の大戦時に供出。近年鋳型の一部が発見され、それを元に昭和49年(1974年)に再鋳造されている。
本堂は天保年間(1831~45年)の建立。明治期に小学校校舎として利用されている。明治42年(1909年)以降、数度の渡り改修が行われている。
鐘楼門から本堂までの距離が短く、どうやっても本堂の全景写真が撮れなかった・・・。
弘法大師石像。
子育て地蔵(左)と水子地蔵(右)。
養浩院は県道71号線から少し山側に入るが、入口に六地蔵がある。県道にかかる小さな橋は「六地蔵橋」というらしい。
養浩院には明治40年(1907年)に陸軍大将・寺内正毅が奉納した砲弾4個(日露戦争紀年)が宝物として遺されている。奉納の経緯は分からない。
コメント
コメント一覧 (2)
養浩院さんが菩提寺の方ですか。不躾な訪問失礼しました。
歴史的な石仏や文化財もあるすばらしいお寺ですね。
Tigerdream
がしました
うちの祖父母、父母、姉妹もここに眠ってます。
多分祖先も。
Tigerdream
がしました