藤岡市上日野の大弘山千手院法輔寺。
千手院は永禄年間(1558年~70年)柴崎松之助の開基。松之助は下日野村名主・柴崎家の分家で、子もなく無常を感じて出家、居宅を寺としている。
千手院の本寺は藤岡市浄法寺の浄土院で、本寺にあった千手院を移し寺号を授かったといわれる。
ちなみに、浄土院は天文年間(1532~55年)に兵火にかかり焼失、北条氏に寺領を没収されたため、現在は明暦年間(1655~58年)開創の戒禅寺の境内となっている。
本堂は昭和17年(1942年)の焼失、昭和48年(1973年)に再建されている。けっこう長い期間仮本堂だったんだね。
境内の子育て地蔵。昭和63年(1988年)の建立。
千手院近くの道ばたに庚申塔・道祖神が集められていた。昭和63年(1988年)に整備されたらしい。
千手院のあるところは、上日野の尾根という地区。その名の通り、けっこう高い場所。山に囲まれ緑がきれいだ。
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