藤岡市藤岡の神明宮。旧町名は芦田町。

藤岡(芦田町)神明宮は、天正18年(1590年)に藤岡に移封された芦田康勝が、その祖・芦田光玄の霊を祀った信州芦田・神明神宮を遷し、芦田大明神と称したのが始まり。神明宮になったのは明治時代。

芦田大神宮ともいわれていたようで、社殿がある山を「大神宮山」と言う。



領主の祖先を祀った神社なので、創建当初は荘厳な社殿だったと考えられるが、現在は屋根の修理もままならい地域の神社になっている。
芦田氏が藤岡領主だったのは慶長5年(1600年)までのたった10年。康勝が不始末を犯し改易され後は、幕末まで諸小領に細分統治された(主に旗本領)。忠臣蔵の悪役で有名な吉良義央も藤岡(白石)に領地を持っていた。

立派な境内社。社名は不明。

境内の「神明宮昇格之碑」。裏側には説明ではなく寄付者名が記されているだけなので詳細不明。当初は芦田光徳を祀っていたのだろうが、後にご祭神を天照大神に変更し、神明宮として認可された記念なのかな。
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