上毛かるた紀行、第19弾!

な
(な) 中山道しのぶ 安中杉並木

安中杉並木
旧中山道(旧国道18号線)は、ほとんど通ることはないため、杉並木は初めて見たと思う。今も残ってるんだぁ~が感想。

ご存知のように、中山道は江戸を起点とする五街道のひとつで、江戸と京都を結ぶ重要な街道だった。

杉の植樹には諸説あるが、だいたい1600年代初頭である。天保15年(1844年)には732本あったという。それが、昭和7年(1932年)には321本、昭和57年(1982年)には57本、現在は16本という。

モータリゼーションの発達や工業の進歩により、排ガスや工場排出物による環境汚染は、江戸時代とは比較にならない。江戸時代どころか、高度経済成長期(昭和40年以降)以前とも比較にならない。

枯れる、植えるを繰り返しながらも、よく現存していると、感心してしまう。(現在の杉がいつの植樹か知らないが。)先人や関係者の方々のご苦労の賜物と思う。

写真が1枚しかないのは、車を停める場所がなく、交通量も意外に多く、さらに歩くのが面倒くさかったので。

*「なかせんどう」の表記に関して
江戸時代(1716年)に幕府通達により、「中山道」に統一されているため、本ブログでは中山道と表記している。しかし、理由は定かではないが、上毛かるたの詠み札は「中仙道」となっている。決して誤記している訳ではないので。