高崎市箕郷町柏木沢の向滝八幡宮。
柏木沢地区には複数の八幡宮があり、字名から向滝八幡宮と呼ばれる。
向滝八幡宮は文永元年(1264年)に京都・石清水八幡宮の分霊を勧請と伝わる。
参道の先は鎮守の森といった風情。拝殿前には縁起の良い松が覆う。灯籠は大正10年(1921年)の奉納。
社殿は天明3年(1783年)に再建されている。現在の社殿?
境内社の石尊大権現。両脇に大天狗と小天狗を従えている。石尊大権現は大山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神。優れた力を持った仏僧、修験者などが死後大天狗になるといわれる。
社殿裏に剣を持つ武人(?)不動明王(?)が線刻されている碑があった。詳細は不明。
元和5年(1619年)には、高崎城主・安藤重信より社領(田畑)寄進されるなど崇敬されていた。
この記事は、基本的に群馬郡誌(大正14年:1925年)の記述を参考にしている。しかし箕郷町誌(昭和50年:1975年)には明和6年(1769年)の創建とある。そうすると一部記載内容に年代的齟齬が生じるが、素人ブログなのでご容赦を。
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