高崎市箕郷町柏木沢の妙法山不動寺。


不動寺は延慶年間(1308~11年)良栄法印の開山といわれる。山門は平成11年(1999年)の新築。

山門の龍の彫刻。


本堂も平成11年(1999年)の新築。


境内の南滝不動尊。現在のお堂は平成4年(1992年)の建立。
不動寺の南方、初瀬川と唐沢川が合流するあたりに、高さ7、8mの南滝と呼ばれる滝があった。この南滝辺りに不動明王を安置した不動堂があり、行者が滝行などを行っていた。昭和30年代後半の河川改修により南滝がなくなり、お堂は不動寺境内に移されている。
1月と3月の不動縁日には、護摩供祈願が行われる。



同じく境内の柏木天満宮。菅原道真を祀っていると思われるが、由緒などは分からない。
不動寺は船尾山楊沢寺(息災寺とも)の一寺(坊)跡に開創されている。楊沢寺は平常将に焼き討ちされたが、坊(大寺院に付属する子院や塔頭)が3000もあったとされる。現在の柳沢寺(榛東村)で、五重塔があることで知られる。
(「五重塔がある! -柳沢寺-」参照)
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