伊勢崎市波志江町の愛宕神社。
波志江愛宕神社の創建は不詳だが、波志江村の古墳山頂に祀られた火産霊神を愛宕明神と称したことが始まりとされる。大正2年(1913年)波志江金蔵寺と土地交換を行い当地に遷座している(金蔵寺は愛宕神社の数百m南にある)。
境内の端(北側)にも鳥居がある。旧鳥居を遷したものか。
社殿は平成11年(1999年)の建立。
社殿脇には宝塔。由緒などは分からない。
宝塔の両脇には扁額が残されている。右は旧鳥居のものと思われる扁額。
明治41年(1908年)に愛宕神社に合祀された「近戸大明神」と「赤城大神」の扁額が残されている。
神楽殿は平成26年(2014年)の改修。
伊勢崎市の重要有形民俗文化財に指定されている波志江祇園祭りは愛宕神社を中心に開催される。江戸時代後期に始まった祇園祭りは、旧波志江村の組ごとに10基屋台が曳き回される。波志江は水の便が悪く、雨乞いのために屋台を作ったのが祭りの始まりという。そのため、毎年の開催ではなく節目ごとの開催のようだ。
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