富岡市中高瀬の高瀬神社。
高瀬神社は建仁3年(1203年)に八幡宮として創建されている。明治42年(1909年)に高瀬村17社を合祀し高瀬神社と改称。以来、高瀬村の総鎮守として崇敬されている。
現在の社殿は江戸時代末の改築と伝えられる。拝殿の質素感と比べると本殿は彫刻も施され重厚感がある。
二重虹梁蟇股になっており、鬼(かな?)が虹梁に噛み付いている。鬼だとしたらやさしい顔をしている。
春の例祭には中高瀬獅子舞や式三番などの伝統芸能が演じられていたが、現在は休止されている。式三番は群馬県内では高瀬神社と二宮赤城神社(前橋市)のみ現在まで伝承されている。また、毎年7月には桐渕地区の氏子による「凶事(まがごと)流し」という穢れを乗せた小舟を鏑川に流す神事が行われており、富岡市の無形文化財に指定されている。
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