藤岡市浄法寺の御倉御子神社。

御倉御子神社 (1)
御倉御子神社 (2)
御倉御子神社 (3)
御倉御子神社の創建は不詳。日本書紀の安閑天皇2年(532年)の条に、全国26ヶ所に屯倉を設置とあり、その中に上毛野国緑埜の地名が見られること、またご祭神が稲倉魂命(うかのみたまのみこと:穀物・食物の神)であることから、この一帯が緑埜屯倉でその守護のために祀られたと考えられる。

御倉御子神社 (4)
鳥居前の石段脇に「表参拝道」の標識。横には「御倉御子神社男坂」とある。まあ、あまり深く考えずに登り始める。

御倉御子神社 (5)
山あいなので参道は長くはないが、写真のイメージよりもず~っと急坂。しかも中ほどで石段がなくなってしまう。

御倉御子神社 (6)
「自分で道撰び ここより石段がありません。あなたの好きな道を撰び登坂してください。(中略)急な険しい道ですので注意して登ってください。痛いのはあなた持ちですよ!」とのこと。

御倉御子神社 (7)
これが本当にけっこう危ない。足場を選びながら慎重に登る。足が痛い。でも「あなた持ちですよ」と言われているので(苦笑)。

御倉御子神社 (8)
御倉御子神社 (9)
御倉御子神社 (10)
何とか割拝殿にたどり着いたと思ったら、境内から見たら神楽殿だった。御倉御子神社の太々神楽は藤岡下栗須(稲荷神社?)から伝えられたもので、流派は大和流。元は江戸の流れをくんだ当地にて、最初に奉納舞を行ったとされている。

御倉御子神社 (11)
御倉御子神社 (12)
御倉御子神社 (13)
社殿は安政2年(1855年)建立。近年建て替えられているようだ。狛犬は平成14年(2002年)の奉納。

御倉御子神社 (14)
御倉御子神社 (15)
鳥居前を通り過ぎ、舗装道を緩やかに上って行くのが「裏参拝道」「女坂」。回り込む感じで境内に入れる。

御倉御子神社 (16)
社殿裏の末社群。

御倉御子神社 (17)
御倉御子神社 (18)
末社群の横からさらに登っていく道があったので行ってみた。しばらく行くと石宮があった。奥の院(奥宮)かな。

参拝するには「表参拝道、男坂」から登っていくのが正道かな。でも「裏参拝道、女坂」なら社殿脇(ちょい下)まで車で行けるよ。でも、道は狭い。