藤岡市鬼石の野栗神社。

野栗神社 (1)
野栗神社の創建は不詳だが、次のような伝説が残っている。日本武尊が野栗沢(上野村)から流した弟橘媛の髪の毛が、神流川の屏風岩に漂い着いたとき、神が馬に乗って屏風岩の断崖を駆け上って、ここに鎮座したという。

知っている限りでは、神流川岸に屏風岩という岩はないと思うが、三波石峡に屏風石というのがある。同じく駒足石というものある。何か関係ある?

野栗神社 (2)
灯籠は昭和62年(1987年)の奉納。

野栗神社 (3)
石祠は昭和42年(1967年)の建立。

野栗神社 (4)
野栗神社 (5)
鳥居前には石仏や庚申塔、道祖神などが並んでいる。

群馬県は各地に日本武尊伝説・伝承が残されており、吾妻郡や嬬恋村の由来にもなっている。藤岡市(旧鬼石町)にもあるのね。

神流川は「野栗(上野村)で疫病が流行したとき、野栗神社(現乃久里神社)のご神体である弟橘媛の髪を流したて浄めた」ことから、髪流川、神流川となったといわれる(諸説あり)。