高崎市八幡原町の若宮八幡宮。



八幡原若宮八幡宮は建久年間(1190~98年)に源頼朝が鶴岡八幡宮の分霊を勧請したと伝わる。八幡原の地名の元になった古社である。鳥居は平成28年(2016年)の建立。




余り広くない境内に、質素な社殿が建っている。いかにも鎮守の森といった雰囲気が漂う。

神楽殿がある。この辺でも養蚕神楽が行われていたようだ。現在も行われいるかは分からない。


社殿裏の様子が古墳を思わせる。円墳のようだが、社殿で半分くらい削られている。
ところで、口碑によると源頼朝が浅間山麓での巻き狩り(建久4年:1193年)からの帰途に病にかかり、当地を鎌倉になぞらえた土地にすれば病は治ると占いで出たため、八幡宮を勧請したら快癒したとされる。
確かに、綿貫町から八幡原町に向かう旧例幣使街道の井野川に架かる橋は鎌倉橋だし、その先の緩やかな坂道は鎌倉坂と言う。
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