吾妻郡東吾妻町川戸の浅間神社。

川戸浅間神社は徳治2年(1307年)岩櫃城主・藤原行光の創建と伝わる。鎌倉時代後期に既に岩櫃城が築城されていたかは「?」だけど。代々真田氏の崇敬厚く、一の鳥居は延宝元年(1673年)真田信利(信直)の寄進。


七澤山から流れる渓流にかかるご神橋を渡ると、参道両側の杉木立が迎えてくれる。


二の鳥居から社殿周りにも杉の巨木が林立している。そのせいで、境内は昼間でも薄暗い。


口碑では吾妻太郎行盛が社殿を再建したとの伝説もあるが、当地が真田氏の領地になってから整備が進んだようだ。真田幸隆が斎藤氏を滅亡させたのは永禄8年(1565年)。

ご神木の高野槙。
一の鳥居を寄進した真田信利は無理な検地による課税で住民を苦しめたが、その際にも川戸浅間神社の社領を安堵したという。それくらい真田氏は代々崇敬していたようだ。
(真田信利については「伝真田信利の墓・迦葉山弥勒護国寺 その2」参照)
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