吾妻郡東吾妻町岩井の白山神社。


岩井白山神社の創建は不詳だが、吾妻太郎行盛の子・斎藤憲行(秋間斎藤氏の養子になった)が創建したと伝わる。憲行が岩櫃城主になったのは延文2年(1357年)といわれているので、岩井白山神社の創建もそのあたりか。



明治元年(1868年)当地に遷座。社殿は昭和52年(1977年)焼失、昭和59年(1984年)氏子のみなさんの浄財により再建されている。


明治40年(1907年)に合祀された境内社群。
ところで、斎藤氏の系譜には諸説あり、越前国出身ともいわれる。藤原秀郷(俵藤太)の子孫で、越前から移り斎藤憲行が岩櫃城主になったという説。岩櫃入城は応永12年(1405年)とされる。この場合、吾妻行盛の子・斎藤憲行と越前出身の斎藤憲行は別人。
斎藤氏が越前出身だとすると、隣国の加賀国(石川県)の白山比咩神社(白山神社の総本社で加賀国一宮)の分霊を勧請したと考えると、何となくそれっぽい。
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