渋川市金井の八坂神社。



金井八坂神社は観応２年（１３５１年）白井城主・長尾清景の創建と伝わる。ちなみに、清景は白井長尾氏の祖とされる。また、観応は北朝側の年号で、同時期の南朝は正平。




現在の社殿は文政４年（１８２１年）の建立。昭和５１年（１９７６年）に屋根の葺き替え（銅板葺き）を行った際に、棟札が見つかったという。


神輿庫は平成２３年（２０１１年）の新築。旧神輿庫と並んで建つ。



神輿庫には新旧の神輿が保存されている。旧神輿の前にある鬼瓦は、旧神輿庫のものかな。

ところで、群馬郡誌（大正１４年：１９２５年刊行）によると「嘉永６年（１８５３年）の水害で社殿は灰燼に帰す（後に再建）」とあるが、先に記したように昭和５１年に文政４年の棟札が見つかっている。この辺の事実関係は、よく分からない。（当時は群馬郡金島村大字金井と言った）