吾妻郡東吾妻町大戸の畔宇治(くろうじ)神社。

畔宇治神社は文永元年(1264年)に近江国(滋賀県)堅田郷の白鬚神を勧請したといわれる。ちなみに、畔宇治は地名。




鳥居前の石灯籠は、文政9年(1826年)に大戸の大富豪・加部安左衛門が寄進したもの。(加部家については「東吾妻町大戸・華庭山大運寺」参照)


鳥居をくぐり石段を下ると、そこは国道406号線。


旧道に面していた神社だったが、新道の開通により鳥居と社殿が分かれてしったということ。国道を渡り細い道に入って行く。

社殿は木々に覆われ、いかにも鎮守の森と言った感じの趣き。


二ノ鳥居は比較的新しく、平成12年(2000年)の建立。


社殿は文永10年(1273年)に建立され、天正10年(1582年)には真田信之が改修している。現在の社殿は寛政6年(1794年)の再建。
国道406号を走っていると、東吾妻町の重文である石灯籠を示す案内板が見える。これを頼りに行くと、鳥居と石灯籠しかない。事前に調べて行ったので社殿は国道の反対側にあることを知っていたが、知らなかったら神社はどこだ? ってなっていたかな。
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