上毛かるた紀行、第11弾!

し
(し) しのぶ毛の国 二子塚

二子塚って、どこかの古墳の固有名詞かと思っていたけど、いろいろ調べた結果、前方後円墳を示す普通名詞みたい。つまり、群馬県は古墳がいっぱいあることを詠んでいるらしい。

ということで、前方後円墳ならどこでも良かったのかもしれないが、一応二子山(二子塚)と名の付いている古墳にした。

まず思いついて行ってみたのが、前橋市総社町にある二子山古墳。

総社二子山古墳 (2)
総社二子山古墳
総社二子山古墳 (4)
全長86mあるのだが、住宅街の真ん中にあるので、全景は良く分かんなかった。太刀、勾玉、長頸壺、高杯等、多数の出土品あり。これだけ住宅地の中にあると、これ以上の整備は難しいかな。

総社二子山古墳 (3)
被葬者は祟神天皇の第一皇子・豊城入彦命(推定)で、後円部にその名を記した碑が建っている。

次にいろいろ調べているうちに見つけたのが、高崎市井出町にある保渡田古墳群の二子山古墳。墳丘全長108m、墓域だと213mと巨大。

二子山古墳 (4)
二子山古墳 (9)
二子山古墳 (6)
こちらは上毛野はにわの里公園として良く整備されていて、非常にきれいになっている。

かみつけの里博物館
記念館も併設されており、保渡田古墳群から出土したはにわを中心に展示している。

群馬県は約8000もの古墳が確認されており、いたる所で前方後円墳とかを見ることができる。ただ、横からだと普通の丘にしか見えない場合が多く、やっぱり古墳は上から(空から)見ないと、その雄大さは分かんない、ということを痛感。

まあ、横からだと塚がふたつあるように見えるので、二子塚というらしいけど。