上毛かるた紀行、第39弾!

あ
(あ) 浅間のいたずら 鬼の押出し

鬼押出し
浅間山は群馬県と長野県の県境にそびえる、標高2568mの雄大な円錐型の活火山である。十数万年前から火山活動が活発で、何度も噴火を繰り返してきた。最近では2009年に噴火が確認されている。

鬼押出し (1)
鬼押出し園は嬬恋村にある浅間山の麓に広がる公園であり、天明3年(1783年)の大噴火の際に流れ出た溶岩流が固まったもの。

この爆発の溶岩の規模は、山頂火口から北方へ約5.5km、幅は800mから2kmとされ、その面積は6.8平方km、容積は0.2立方kmに達するといわれている。

鬼押出し (5)
鬼押出し (4)
鬼押出し (3)
鬼押出し園には、小学5年生(だったと思う)の時の、バス旅行以来。当時の記憶はあんまりないのだが、改めて見ると自然の凄さと怖さを実感。

鬼押出し (2)
園内には、東京上野の寛永寺の別院である、浅間山観音堂がある。ここで引いたおみくじは、末吉だった。

鬼押出し (7)
浅間山観音堂へ向かう裏参道脇に、ヒカリゴケの群生地がある。みんな岩の間を覗きこみ、写真を撮っていた。何を見てるんだろうと思い、連られて覗いたら光っていた。

ところで、何で鬼押出しというかは、不明らしい。当時の人たちは、あまりの噴火のすごさに、鬼の仕業と思ったのかもしれない。