2018年も残すところわずかとなった。平成最後の年末ということになる。恒例の「上州まったり紀行Award(アワード)」を発表して、1年の締めくくりとしたいと思う。
今年はちょっと頑張って約190ヶ所の記事をアップでき、総数が1500ヶ所を超えた。ただ、利根・沼田や館林・邑楽方面に足を伸ばせなかった(遠いので・・・)など、訪問地域に偏りがでてしまったのは残念だった。
その中から、個人的偏見で2018年のベスト5を発表する・・・前に、番外編から。これはその場所がどうのではなく、オレの知識・興味向上に役立ったというもの。
番外編1 土屋山城守の墓(多野郡神流町)
武田勝頼の遺児が上野村・神流町を経由し南牧村へ逃れたという伝説を知ることができた。遺児のお墓の存在(伝承)など、興味が出てきた。
番外編2 宝蔵寺(多野郡上野村)
木地師の墓があり、木地師という存在を知ることができた。
では、ベスト5です。
5位 浅間石(渋川市)
浅間山の噴火(自然の猛威)のすさまじさを、まじまじと実感できた。
4位 植野稲荷神社(前橋市)
名工・小林源太郎の彫刻が素晴らしい。
3位 女神神像碑(富岡市妙義町)
女神像が線刻されているのを初めて見た。非常に珍しいと思う。
2位 黒川不動堂(富岡市)
円空作の十一面千手観音像を見ることができた。
1位 群馬県立歴史博物館(高崎市)
リニューアルオープン(2017年)後の初訪問。観音山古墳出土物の実物が多数展示されている。また、総持寺蔵の伝新田義貞木像の実物を見ることができた(これが1番の理由)。
ちょっと付け加えると、今年は1度目の訪問で見つけることの出来なかった
国定忠治の2つ目の墓(伊勢崎市・善応寺)
白井長尾氏累代の墓(渋川市・空恵寺)
藤鶴姫の墓(高崎市倉渕町)
などを訪問することだできた。また、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成遺産の内、唯一未訪問だった田島弥平旧宅を訪問したのもトピックスだと思う。
もちろん、これら以外にも印象に残った場所はたくさんあった。今年の傾向として、メジャーな観光寺院や神社はなりを潜め、どちらかと言うと各地に根付いた神社仏閣や、各市町村の文化財(特に石仏や宝塔関係)の訪問が多かったと思う。
ネタ切れ気味という話もあるが、現在群馬郡誌・佐波郡誌・多野郡誌など、大正から昭和初期に書かれた各郡誌を読み込んでいるので、新しい発見もあるのではと思っている。
今年も「上州まったり紀行」をご覧いただきありがとうございました。2019年も引き続きよろしくお願いいたします。
みなさん、良いお年をお迎えください。
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