渋川市北橘町上小室の宝篋印塔。
井上家の古い墓地に、五輪塔や板碑など中世の石造物がまとまっている。
その中に応永15年(1408年)銘のある宝篋印塔がある。高さ99.5cmだが、中央の石質が違うように見えるので、数多くあったものから整理し1基にしたと思われる。他の五輪塔なども同様ではないか。
但し、笠の部分の耳状突起の反りや相輪の形状などは、室町時代の特徴をよく表している。
双体道祖神も2基ある。こちらは年代的にはもっと新しい。
当該宝篋印塔の由緒などは不明であるが、かつて当地に寺院があったといわれている。
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