伊勢崎市境島村新地の養蚕農家群。

世界遺産・田島弥平旧宅がある境島村の新地地区には、同様の養蚕農家建築が多数ある。そのいくつかを紹介。(田島弥平旧宅は「世界遺産・田島弥平旧宅」参照)


田島弥平の本家にあたる田島武平宅。屋号は桑麻館。
文久3年(1863年)の建築で、木造2階建て入母屋造り、桟瓦葺き。田島武平は弥平とともに、島村養蚕業の指導者として活躍した。

田島乙三郎宅。屋号は進成館。
江戸時代末(幕末)の建築で、木造2階建て入母屋造り。桟瓦葺きで総櫓。


田島平内宅。屋号は有鄰館。
明治元年(1868年)の建築で、木造2階建て切妻造り。桟瓦葺きで3つ櫓。

田島定吉宅。屋号は栄盛館。
文久元年(1861年)の建築で、木造2階建て切妻造り。桟瓦葺きで3つ櫓。


田島林平宅。屋号は對青廬(たいせいろ)。
慶応2年(1866年)の建築で、木造2階建て切妻造り。桟瓦葺きで総櫓。
すべて田島家だが、みな親戚だという。
当主の名前は建築当時の方。これらの養蚕農家群は、田島弥平旧宅のように文化財指定されているわけでもなく、現在もご子孫が居住されているため、敷地内への立ち入りは不可です。敷地外から、かつ節度をもって見学させてもらいましょう。
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