渋川市渋川(並木町)の光明山遍照寺。

遍照寺の創建は不詳。文化9年(1812年)に全焼。同14年(1817年)に再建されている。

山門は平成元年(1989年)の新築。


本堂は昭和54年(1979年)に内外の改修を行っている。扁額は高橋蘭斎の書。

高橋蘭斎の墓。
蘭斎は寛政11年(1799年)の生まれ。木暮足翁に和漢などを学ぶ。農家で馬問屋を兼ね名主も務めたが、医師を志し江戸に出て宇田川榕庵に蘭医学を学んだ。帰郷後は医業のかたわら塾を開き、堀口藍園ら多くの門弟を育成した。明治15年(1882年)84歳で死去。
渋川郷学は、山崎石燕-吉田芝渓-木暮足翁-高橋蘭斎-堀口藍園との流れのようだ。堀口藍園に関しては次回。
渋川郷学関連
「山崎石燕の墓と鳥酔翁塚 -雙林寺 その2-」
「渋川郷学の祖・吉田芝渓の墓」
「真光寺の重要文化財」(木暮足翁の墓)
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