渋川市北橘町小室の敷石住居跡。

小室敷石住居跡 (1)
小室敷石住居跡は、縄文時代中期末葉から後期初頭(紀元前2000年ころ)の敷石住居跡である。居住部は東西3m、南北3.35mで、出入り口部は幅0.7m、長さ2.3m。

小室敷石住居跡 (2)
地面を浅く掘りくぼめ、床面に平らな石を敷きつめている。敷石は柱穴に沿ってほぼ6角形に敷かれており、中央に石組の炉が配置されている。

この敷石住居跡は、昭和41年(1966年)に地元の少年が自然薯の穴を掘っているときに、土の中に石が並んでいるのを見つけたのがきっかけで、昭和42年(1967年)に発掘調査が行われ、貴重な住居跡だと判明したもの。

小室敷石住居跡 (3)
小室敷石住居跡 (4)
北橘町真壁の北橘歴史資料館敷地内の「たちばな郷公園」に、小室敷石住居跡が実物大で復元されている。北橘歴史資料館は訪問済みだが、その時は館外には目が向かなかった。
(「渋川市北橘歴史資料館」参照)