桐生市東2丁目の青龍山養泉寺。


養泉寺は由良氏家臣・金谷因幡守が領内に建てた庵室(水竹庵)が始まりとされる。由良氏が桐生氏を滅ぼしたのは天正元年(1573年)のことなので、水竹庵の開創はその頃と思われる。


江戸時代の元禄年間(1688~1704年)に、当地を領していた竹本土佐守の父・竹本養意が開基、鳳仙寺11世・曲外嶺松大和尚を開山に請して再興した。正徳4年(1714年)に本堂を建立し、山号を「青龍山」とし寺勢が整っている。この「青龍山」は、桐生の東を守護するという意味を持つとされている。

現在の本堂は昭和29年(1954年)の再建、昭和62年(1987年)に改修が行われている。


山門を入ると右手に初転法輪像がある。お釈迦さまが悟りを開いた後、ヴァーラーナスィーのサールナート鹿野苑で、5人の修行仲間に初めて仏教の教義を説いた時の姿を現わした像。あまり見たことがない像だ。



山門前(左側)に豊川稲荷が祀られている。江戸時代初期に三河国(愛知県)豊川稲荷の分霊を勧請したもの。
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