桐生市相生町の堀江山(護国山)薬王寺。
薬王寺は正保3年(1646年)僧・良采の開基、弘照上人の開山。山門は昭和50年(1975年)の改修。
山門脇には庚申塔や二十三夜塔が並ぶ。月待信仰塔では二十三夜塔が一般的だが、オレの地元の西毛地区では二十二夜塔の方が多い。月待信仰には十三夜・十四夜・十五夜など多種あるので、月待信仰塔を見るとその地域の特徴などが分かる。
本堂は大正10年(1921年)に茅葺きからトタン屋根への改修、平成5年(1993年)に再度大改修が行われた。本堂内にはご本尊の木造薬師如来を祀る。もとは石造薬師如来を本尊としていたが、後に建立した薬師堂に遷座している。
本堂裏の薬師堂。平成元年(1989年)の再建。引き戸に郵便受けのような窓(?)があったので覗いてみたが、鎮座していると思われる石造薬師如来像は見えず。
本堂右手の大師堂。弘法大師像が祀られている?
墓地入り口に立派な宝塔があった。
ところで、山門の扁額(最初の写真、見づらいけど)が「密林精舎」となっている。「竹林精舎」は聞いたことがあるけど。
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