前橋市笂井(うつぼい)町の近戸神社。
笂井近戸神社は南北朝期に南朝方の藤原氏の人物がこの地に来て地名を宇津保井と名付け、春日大社の末社として祠を建て千鹿頭明神と称したのが始まりと伝わる。
鳥居は宝永2年(1705年)に宝蔵寺(近戸神社の別当寺)の良寧らの寄進といわれる。
社殿は豊臣秀吉の小田原攻め時(天正18年:1590年)に焼失したが、宝永2年(1705年)に再建されている。
奉納されている絵馬は、女性が近戸神社に参拝している様子を描いているようだ。
神楽殿。春の例祭では産泰神社の太々神楽が行われる。
境内社の絹笠神社。岩(?)はご神体なのか。
いつの頃からか、宇津保井を笂井と書くようになったと言う。笂(矢を入れる竹製の筒)を作る職人さんが多かったから?
コメント